七夕(中華圏のバレンタインデー)の日、ちょうど休みだった。
朝、温泉に入ったあと、妻の好きなドバイチョコレートとシナモンロールを買って、家で一緒に食べようと思った。
車で帰る途中、ポッドキャストで「エネルギーマネジメント」について話していて、そこで「選3の法則」というものが紹介されていた。
人の時間とエネルギーには限りがあるから、全部を同時に完璧にはできない。意識して選ぶしかない、という話だ。
最近は仕事が忙しくて、かなりの時間を仕事に使っていた。
せっかくの休みで、しかも七夕。だから今日は、彼女のために時間を残しておきたいと思った。
特に大がかりな予定は立てなかった。
彼女の好きなものを買って、一緒においしいものを食べて、なんでもない休日を一緒に過ごす。
それだけで十分いいと思う。
そのあと、ふと気になって少し調べてみた。
食べ物は体に入ると順番に消化・吸収されていくけれど、吸収された栄養がいつ完全に代謝されるかについては、実はこれといった決まった答えはない。
体は絶えず変化し続けていて、食べたものもいずれは代謝されていく。
そんな、なんでもない一日だった。
素敵な時間が、しばらくの間カロリーというかたちで、私たち二人の体の中に残っていますように。
七夕、おめでとう。
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補足1|カロリーについて、少し調べてみた
厳密に言うと、「消化」と「代謝」は別のことだ。
消化は荷解きのようなもので、食べ物を吸収できる小さな分子に分解し、主に小腸で吸収する。吸収されなかった残りが、そのまま大腸へと進んでいく。
健康な成人の消化管全体の通過時間には個人差があり、研究ではだいたい「1日から数日」というスケールになっている。大規模な研究では、中央値は約28.7時間だったという結果もある。
ただ、28.7時間後にその日食べたドバイチョコレートが「完全に代謝された」ことにはならない。
吸収された栄養素は、そのあと体内で利用されたり、変換されたり、蓄えられたりするからだ。
そもそも「カロリー」自体は物質ではなく、エネルギーの単位にすぎない。だから正確な「カロリー排出日」というものは存在しない。
もしそのエネルギーの一部が最終的に脂肪というかたちで体に残ったとしても、その脂肪が酸化されて使われるとき、炭素の大部分は二酸化炭素になって肺から呼気として出ていき、残りは水になる。
補足2|おすすめのポッドキャスト
この話のきっかけは、「最速総経理」ことワン・グァンシャン氏がエネルギーマネジメントについて語ったインタビューだ。
最近、二つのエピソードを聴いたけれど、どちらもおすすめだ。
特に気に入っているのが、そこで語られている「選3の法則」だ。
人の時間とエネルギーには限りがある。全部を完璧にこなそうとするより、今エネルギーを注ぐ価値があるのはどのことかを、意識して選んだほうがいい。
最近やることが多くて毎日忙しいのに、ふと自分が何のために忙しいのか分からなくなる、という人には、時間を見つけて聴いてみてほしい。
🎧 天下學習『快樂工作人 Ep.253』「頑張るほど疲れる?必要なのはエネルギーマネジメント ft. 王冠翔」
33:45あたりから「選3の法則」の話が始まる。
🎧 『醍醐WAY Ep.232』「エネルギーマネジメントで、もっと自分らしく生きるには? ft. 最速総経理 王冠翔」
参考文献
・米国 NIH/NIDDK:Your Digestive System & How It Works
・2023年 システマティックレビュー:健康な成人の消化管通過時間